私達は、「お客様こそ主人公」を原点に、
いつも優しさと思いやりをもって、
笑顔で顧客に尽くします。
私達は、「住民こそ主人公」の理念から、
誰もが安心して暮らせる街をつくるために、
サービスの拡充に努めます。
私達は、働きがいのある職場を目指し、
資質の向上と技術の改善に励みます。
私達は
平成7年に社会福祉法人を設立し、
3つの政策理念を掲げ、
地域との連携を図りながら
様々な経験を積み重ね、
地域に根ざした法人運営を
行ってきました。
2021年(令和3年)4月1日、法人合併により『社会福祉法人むべの里光栄』が誕生いたしました。合併1年目の売上は約77.4億円、事業数は100ヶ所を超えるまでになっています。
日本の社会保障制度については、1990年代から大きな転換期に入っています。バブル崩壊以降、日本の産業・経済は全体としては低迷。そこに超高齢社会と少子化という難題も重なり、いよいよ社会保障制度の抜本的な改革が求められています。これまでのような「給付は高齢者偏重」「負担は現役世代偏重」を是正するための動きもどんどん出始めています。厳しい財源の中で、給付の効率化というものは避けて通れないテーマでもあります。介護保険等を収入の柱とする私たちにとって、厳しい改革・社会情勢がこれからも続くと予想しています。それでも、法人の使命「職員の雇用と生活を守り、充実させる」「社会的弱い立場の人の人権と生活を守る」を全うしていく為には、盤石な経営基盤と地域の皆様からの信頼感を高めていくことです。
経営基盤の盤石化という点では、「売上→利益→投資」のサイクルを絶えず回し続けることを常に意識しています。正しく売上を上げ、適正に利益を高めることで、職員の待遇改善や新規事業展開を進めていくことができるからです。スクラップ&ビルドを繰り返しながら、時代に応じた成長を目指します。
地域の皆様の信頼感を高めていく為には、しっかりと地域に根付くことだと考えます。私たちは施設を建てているのではなく、地域の福祉拠点を作っているのです。施設運営だけでなく地域に開かれた活動を重要視しております。そのような活動の中から、各地域の福祉的課題が少しずつ見えてくるようになるからです。まだまだ力不足ですが、そういった課題解決に私たちのノウハウやハード・ソフトが生かされる場面も増えてまいりました。
これから私たちが向きあい超えていかなければならない時代は、確実にこれまでとは異なります。産業分野を問わず、大きな変化が短期間で襲ってきます。どんな時代でも強くしなやかに生き抜き、法人使命をしっかりと果たせるよう、これからも精進してまいります。
隅田 典代