2023.9.16

認知症本人大使「やまぐち希望大使」に、グループホーム藤山に入居されている右田京子さんが任命されました。

8月25日に県庁で認知症本人大使「やまぐち希望大使」の委嘱状交付式が行われました。
県では認知症の人やその家族が希望をもって暮らせるよう、認知症に関する社会の理解を深め、本人や家族の視点を重視した地域づくりを推進されています。この取り組みの一環として、認知症の方ご本人からの発信を通して、県や市町などと協力して普及啓発活動を行う認知症本人大使「やまぐち希望大使」が設置されました。県内在住の５名の方が任命されましたがそのうちの一人にグループホーム藤山に入居されている右田京子さんが選ばれました。
右田さんは６０歳頃より幻視の症状があり、 ６４歳の時に診断を受けました。６７歳でグループホーム藤山に入居し、現在は、認知症カフェやチームオレンジ交流会で体験談を話す等の活動を行っています。診断を受けた時の気持ちや病気を受け入れるまでの体験談を発信し、 認知症の理解や当事者の想いを知ってもらうきっかけになればと思って活動されています。委嘱式では「自分が認知症ということを認められなくて、ずいぶん苦しみました」「苦しんでいる人もいっぱいいると思う。そういう人たちと話ができて、ちょっとでも気持ちが分かりあえればいい」と話されました。
委嘱状を交付した村岡嗣政知事は「今後、さまざまな活動に協力いただき、希望大使の皆さんの活躍が人々に勇気と希望を与え、県内に明るい共生の輪が広がっていくことを期待しています」とあいさつされました。
右田さんが入居されているグループホーム藤山でも毎月オレンジカフェむべの樹（認知症カフェ）を開催しています。認知症の人やその家族だけでなく地域の皆様も気軽に集える場所になっていますのでどうぞお気軽にお越しください！